右に酒蔵、左に中蔵・奥蔵・財宝蔵。侘びて閑たる蔵座敷―――その銘も『すーぶにーる』に住まう総領娘は働き者!酒造の事、収蔵の骨董の事諸々と、旧家の日々に絡めて語りましょう。お嬢さん稼業は楽じゃない!

蔵銘『すーぶにーる』蔵に住まうお嬢さん

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
追試

と言う訳で――
第三時限目 【西洋アンティーク 追試験】 解説:主家の一生

【問題1】
ニッパー【 His Master's Voice 】
英国[ ザ・グラモフォン&タイプライター社 ] のあまりに有名な商標登録、お犬の【ニッパー君】
ズバリッ!彼は何をしているのでしょう?

【問題2】
オルゴールスイス・ブレモン社 1880年制作
シリンダー・オルゴール:MB051-105
値段は推して知るべし

このシリンダー・オルゴールは、円筒状のピンが各音階の櫛歯を弾いて音を出す仕組みになっております。
高い精度を求められ量産が出来ない事や、曲目が限られた事なぞから音量を高め、低音から高音までの音域を広げ、豊かなハーモニーを奏でられる様にと、ドラムやシンバルやカスタネット等を組み合わせたオーケストラ的要素を持つ物なぞ様々な改良の努力が加えられました。
人形と組み合わせたオートマータ(automata)と呼ばれる機巧は、ほぼシリンダー式で作られておりますですね。

ところで、次の部品は何だと思いますか?
部品

【問題3】
エミール・ガレ  (1846〜1904)
アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス作家で、様々な技法と表現で多くの作家に影響を与えました。
ガレの作品は、主に色ガラスを何層にも重ね、そこにエッチング等の技法で植物や昆虫なぞをリアルかつ幻想的に浮き彫りをするのが特徴。
芸術的表現を与えられた新しいガラスとして高く評価され、アール・ヌーヴォーのシンボルとなっています。

では以下のランプから、彼の作品を野生の勘で当ててみて下さい。
ガレ
【答え1】
蓄音機から聞こえて来る亡きご主人様の声(His Master's Voice)に耳を傾けている姿です。
英グラモフォンのトレードマークとして有名になり、[HMV]は殆ど英グラモフォン社の代名詞と言っても過言ではないでしょう。
ニッパー2

元々このイラストはフランシス・バロウなる画家さんが1899年に描いたもので、そもそもは"シリンダー型の蓄音機"の宣伝用にと、コロムビアに売り込んだものなのです。(左)
しかしコロムビアでは門前払いを喰らっております、この人。
そこでバロウは[蓄音機]を[ディスク型]に描き替えちゃったのです。(右)
それがめでたく英グラモフォンにポスター用のイラストとして採用されたのは、何と言って表現したら良いものやら…。
この絵を甚く気に入ったエミール・ベルリーナは、一足先に1901年に創立されたビクター・トーキング・マシーンのトレードマークとしました。
更に1927年にビクターの子会社として設立された日本ビクターでも、このマークを使用します。

ところで――
「[HMV]ってCDショップの名前じゃん!?」と仰る貴方。
貴方の感覚はまともです。
EMIという社名が一般的になった現在では、渋谷センター街にあるピンクのCD屋さんの屋号が"His Master's Voice"に由来しているなんて事は、バリバリの業界人でも知らない事なのですから。
ショップとしての[HMV]は、英グラモフォンが自社製品を販売する為に1921年にロンドンでオープンしたものが最初です。
初代店長は作曲家のエドワード・エルガーと言う由緒正しいお人。
本国ではちゃんと【ニッパーのマーク】が付いておりますですよ。

【答え2】 左:ドラム 右:カスタネット

【答え3】 [1] [3] [5]
ガレノサイン[アール・ヌーヴォー]とは1890〜1910年に掛けて、欧州を中心に流行した装飾美術様式。フランス語で[新しい芸術]と言う意味です。
曲線を主体とする斬新な装飾美術が創り出され、ガラス工芸においても、草花や昆虫など[自然]の動植物をモチーフに、幻想的な色調で彩ると言った装飾性豊かなガラス器が数多く作り出されれました。
因みに、側部に燦然と刻まれたこの陽刻サインこそ本物の証です!
この記事へのコメント
追試、遅刻しましたぁー。立ってなさい。
1)自分の口にぴったりしたマスクを発見し、ときめいて胃ル・・・ワケではなく、

ニッパー君が彼の飼い主の声(蓄音機のモノ)に耳を傾けている。のは有名な話。

ビクター産のニッパー君置き物ならあるんだけど、あまり、価値ないだろうなぁー。



2)ドラムとベルの・・・と直感的に思いました。・・・何故だ?

カスタネットはどう見てもベルには見えません。目も悪い様子です。

問題文にヒントがあるのに・・・
「よく問題を熟読すべし。」
△ですか?


3)個人的な色の好みから5と6です。

普通、こう言った選択問題の場合、そんな並びで答を提示する出題者はほとんどいない、と思いますが・・・
敢えて5と6、理由:色が好き。・・・・玉砕っっっ。
2006/02/06(月) 02:30:43 | 石井 けん編集
おはようございますっo(_ _)oペコッ♪
骨董学ですか…全くの門外漢!←自慢するな(-_-;)

あ、でもでも。最近愛読書(漫画ですが)があるんですよ☆
ご存知でしょうか、『ギャラリーフェイク』っていうんですけど『GU-GUガンモ』『さすがの猿飛』の細野不二彦さんの作品なのです\(^▽^)/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E9%87%8E%E4%B8%8D%E4%BA%8C%E5%BD%A6
(↑wikipediaのURLです。問題があれば削除して下さい。)

元N.Y.メトロポリタンのキュレーター(学芸員)で今は裏世界の住人・フジタと押しかけアシスタント・サラちゃんのコンビが織り成す芸術の世界!
この間のお人形さんの話や今回のオルゴールの話もありますよ。

私のように知識がないと「へぇ〜」と受け入れるのみで楽しめますが
一生さんたちが読めばまた違うかもしれませんね(*^-^)
機会があればどうぞ♪

カンニングのようなものなので私は傍観者側に回らせていただいてます。
面白くて為になる、すーぷにーる万歳!!
:*.;".*・;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・*.";.*:
2006/02/06(月) 08:16:36 | と も き:編集
追試を受けに(とぼとぼw)
1、主人の声を聞いている。(ビクターの話しか知りませんでしたよ〜)
2、ドラム。右は分かりませんなー…打楽器でしょうけど。ぇ。カスタネット?!地味ー。(==;
3、ガレはいいですよねーw
3.6.5かなぁ…。ありゃ惜しい。ちなみに1は当時の人がガレに似せた作品、と深読みしていました。^^;
だんだんはまってきました、この試験♪お次も追試に呼んで下さいませ。(笑)
2006/02/06(月) 14:41:29 | D編集
真剣にやってみました
1〜主人の生前の声に耳を傾けて
いる。
2〜左がドラム 右がカスタネット
3〜色から3

知識としては、1だけで後は
本当に直感のみ!

ちなみに日本ビクターは昔
「VHD」のHi-Vision版を開発
していたのだそうだ。




2006/02/08(水) 01:43:12 | Q@N編集
コメントを投稿する
URL
感想
暗証番号   任意の英数字を入力
誤字・脱字・後で読んで恥ずかしい感想をご自分で編集出来ます
 
この記事のトラックバックURL
http://souvenir2108.blog25.fc2.com/tb.php/40-3e592831
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック